Samの英語チャンネル

注）性的な内容を含みます。
ご理解いただける方のみ、お読みください。

『やるせない話』シリーズ。

むしろ腹が立って憤る系 

2017年の6月、イギリス在住でH&Mでショップ店員をしていたリディア・ロバーツさん（21）が、

彼氏と同棲していたアパートで首を吊り、亡くなりました。

自殺です。

実は前日の6月9日、2年近く交際し一緒に暮らしていた彼氏、

アダム・ウェルス（27）の2代目の携帯電話から、

児童ポルノ画像を見つけたリディアさん。

画像はロシアの闇サイトからダウンロードされた、

児童に対する性的虐待のおぞましい画像でした 

リディアさんは仕事に出ていたアダムをテキストメッセージ（携帯メール）で問い詰め、

2人はメッセージ上で口論となります。

アダムは昼頃一度、同棲中のアパートに戻るものの、リディアさんとの喧嘩は続き、

アダムは同僚や友人たちと、夜飲みに出かけます。

そして飲みから帰宅した午前3時半、

アパート内で首を吊っているリディアさんを発見したというわけです。

アダムはビューティー関連（化粧品・スキンケア類）の会社を経営していた、いわば若手実業家でした。

アダム・ウェルス 

アダム・ウェルスは裁判所に出廷し、2018年の7月に、

31の児童ポルノ所持にて判決を受けたものの、

性犯罪者リストに5年間登録され、1年間の社会奉仕活動命令（たった150時間の無償労働）と、

日本円にして約1万2千円ぽっちの罰金を命じられたのみ。

今では名前を変え、新しい職に就き、

普通ののうのうと暮らしている、というのが今週の報道であります 

スマホに所持していた児童の猥褻画像が31枚というだけで、

きっと日々違法サイトにアクセスして、

児童に対する性的虐待の動画や画像で、欲求を満たしていたわけですよね。

1枚でも児童のわいせつ画像を所持していたり、1回でもそういうサイトにアクセスすれば、

それは児童に性的虐待を直接的に行ったのと同等の犯罪とみなし、

厳しく罰されるべきです。

刑務所に行くべきです 

しかもアダム・ウェルスで性犯罪者リストに登録されたのに

氏名を変更したら、意味がまったくないじゃないですか。

なぜ裁判所が氏名変更を許可するのか、理解できません。

いつかの記事で書きましたが、本当にイギリスの司法制度は甘い！

こし餡かってくらい甘すぎるんじゃボケ！

リディアさんはアダムに殺害されたわけではないですし、

以前から自殺未遂を図ったり、うつ病の薬を服用していたこともあり、

元々精神的に不安定な状態でした。

アダムが殺したも同然、とまでは言い切れないかも知れませんが、

自分の彼氏がペドファイルであることを発見したら、

私だったらその瞬間から嘔吐しまくって、自分まで汚れた気持ちになって、

パ二クって気が狂って、この世から消えてしまいたいって思うかも知れません。

しかもリディアさん、自分の姪っ子や甥っ子たちをアダムに会わせたことがあるそうで、

恐らく自責の念や、後悔や、不安や混乱で思いつめ、

衝撃的に死を選んでしまったのかも知れません。

もしくはずっと低調で、生きる希望が見いだせない状態にいて、

そこへ来て2年間も付き合っている彼氏がペドだったという衝撃が決定打となり、

死を選んでしまったのかもしれません。

本当にやるせない話です 

そんな本日のスラング英語表現は a slap on the wrist。

直訳だと、手首に対する平手打ち。

どういうことかと言いますと、手首をピシャリとぶたれても、大して痛くも痒くもないですよね。

つまりは軽すぎる処分や刑。

罪などを犯した後の十分でない、重くない、軽い罰や処分という意味でございます。

ペド・アダムに対する処分もまさしくコレ。

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Source: 海外セレブから学ぶ テストには出ない英語☆おもしろスラングリッシュ