9歳の放火犯の少年、家族5人を殺害した第1級殺人罪で起訴の背景に統合失調症か

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『やるせない話』シリーズ

今年2019年4月6日に、アメリカのイリノイ州で起きた、トレーラーホーム

（日本語でいうトレーラーハウス、家の下に車輪がついていて車で動かせる家）の火災事件。

通報から6分後に消防隊が駆けつけたのですが、

この火事で、ジェイソン・ウォールさん（34）、キャサリン・マレーさん（69）、

アリエル・ウォールちゃん（2）、デーモン・ウォールくん（2）、ローズ・アルウッドちゃん（2）の

幼い子供3人を含む5人（冒頭の写真右側の5人）が亡くなりました。

ジェイソンの婚約者、カトリーナさん（27）と

カトリーナさんの連れ子で息子のカイル（当時8歳）は、火事を逃れ助かりました。

この火事で逮捕され、5人を殺害した第1級殺人罪で起訴されたのが、

この生き残ったカイル少年（現在9歳）というわけです（冒頭の写真、左の少年）

亡くなったジェイソンさんと、生き残ったカトリーナさんの間に写っているのがカイル少年。

実の息子の起訴を受けた2日後、母カトリーナさんがインタビューにて、

カイル少年は最近、統合失調症、ADHD、そして双極性障害と医師から診断されたばかりで、

精神疾患があり、ライターや火に興味と執着があったと言います。

さらに母カトリーナさんはインタビューの中で、

以下のような息子カイルを全面的に擁護する発言をし、争論を呼んでおります。

“Everyone is looking at him like he’s some kind of monster, but that’s not who he is.

People make mistakes, and that’s what this is.

Yes, it was a horrible tragedy, but it’s still not something to throw his life away over.”

「みんなカイルのことをまるでモンスターのように思っていますが、カイルはモンスターなんかじゃありません。

人は過ちを犯します。カイルの放火も過ちです。

確かにカイルの過ちはひどい悲劇でした。

でもカイルの人生を棒に振るような過ちではありません」

うーむ…

母カトリーナさんの気持ちも分からないでもありません。

でもカイル少年の出来心（なのか統合失調症の幻聴などにより火をつけたのか、現段階では不明）で、

カイル少年の妹（アリエルちゃん）と弟（デーモンくん）、従妹のローズちゃん、

母カトリーナさんの婚約者でカイル少年の継父ジェイソンさん、

そしてカイル少年の曾祖母のキャサリンさんの5人が亡くなっているわけです。

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